中学、高校の勉強なんてやれば誰でも成績があがります。
成績が悪い人は単に勉強をしていないだけです。
ところが、この勉強をするというのがとにかく大変。
小さい頃から一日1時間でも机に向かって勉強している子からしたらなんてことないことでも、まったくしてこなかった子からしたら、これが本当にきついです。
集中力が持たないし、そもそもどうやって勉強したら良いのかがわかりません。
子供の学力向上の大変さは、勉強する習慣があるかどうかで全て決まると言っても過言ではないと思っています。
さて、こんな偉そうなことを言っていますが、我が家の Year 7 (中1)の息子は学校から帰ってきてから全く勉強をしません。ゲームばっかやっております。
その結果、学校の成績は悪くはないが良くもないです。
僕としては全ての科目で好成績は望んでいませんが、せめて理系の親としては数学でAをとって欲しいものです。前にもブログで書いたのですが、唯でさえオーストラリアの数学のレベルは低いので、ちょっと勉強すれば簡単にAが取れると僕は思っています。
もし日本にいたら、確実に塾に通わせていたでしょう。
と言うことで、息子があまりにも自宅で勉強をしないもんだから、塾に通わせることにしました。
コロナ禍と言う状況と通わせる手間を考えた結果、まずは Online tutor(オンライン塾)をやらせることにしました。
Google検索で『australia』『online』『tutor』で検索し、良さげなところにさっそく週1回で申し込みをし、文句を垂れている息子に強制的に Online tutor を受けさせました。
Gently junior high school math whole ISBN: 4053038081 (2013) [Japanese Import]
Online Tutor の概要
今回、息子が受けている Online tutor はマンツーマンではなく、先生1人に対して生徒が3~4人です。
先生と各生徒がカメラ付きPCの前で授業をするスタイルです。
授業は先生からの一方通行ではなく、双方コミュニケーションをとりながら進めていくスタイルになっています。
授業は1回1時間で、費用は5回目までは$35/h、6回目以降は$50/h。
授業料は正直高いですね!
Online の授業風景
高い授業料を払っている親としては、授業がどんな風に進められているのかが気になります。
息子に授業を受けているところを見せてくれと言ったが、カメラがつながってることもあってか嫌だと断られました。
そこで塾に電話して、見る方法がないかと聞いてみたところ、授業風景を撮影している動画を公開してくれました。
こちらが動画のキャプチャーになります。
授業はMath(数学)です。
先生が一人に対して、生徒は4人。
オンライン授業なので、先生と各生徒の顔は画面の右上に映し出されています。
声だけではなく、全員の表情が見えるのはいいですね。
各生徒はカラーが振り分けられており、そのカラーが自分の文字色になるみたいです。
ちなみに先生は一番左の黒枠の方で、書く文字も黒色です。
この画像では、百分率(%)の練習問題をやっており、紫の子とオレンジの子がなにやら記入しています。
マウスかタッチペンで記入しているので、若干字が歪んでます。
他の子は内容を聞いているのが映像から見て取れます。
見ている限り、皆楽しそうにやっています。
ちなみに息子にやってみた感想を聞いたところ、
『まー楽しかったかな、そんなに難しくなかった』
と言っとりました。
Online Tutor で勉強する数学のレベル
1時間の Math(Year 7)の授業でどんなことを学んでいるのかを紹介します。
こちら四則演算の順序(+、-、×、÷の計算の優先順位)ですね。
日本だと小学校4~5年生くらいで習う内容でしょうか。
左側に『You can use your calculator(電卓使っていいよ)』って書いてあります。
この程度の計算は暗算だろ!と突っ込みたくなります。
日本だと、どんな計算も紙と鉛筆でやらされていましたが、オーストラリアでは塾に限らず学校の授業でも電卓を使って計算する場合が非常に多いです。
そのためか、オージーは電卓なしでは計算が非常に遅いです。
普段から電卓を使っているので、そりゃそうなります。
ちなみに、日本だと答えが整数となるように問題を作る側も意識して問題作成していると思われますが、オージーは電卓ありきなので答えが整数になろうが小数点以下になろうが気にせず問題を作っていると思われます。
三角形と四角形の内角の和の問題です。
こちらも日本では小学校で習う範囲ですね。
多角形の内角の和になると日本の中学の範囲になるのですが、映像を見る限り多角形については触れていませんでした。
まとめ
Online tutor は自宅で受けられるので、移動時間がない分、親の負担は無いに等しいです。
料金はオンラインだからと言って安い感じはしないですね。もしかしたら探せばもっと安い所があるのかもしれません。
レベルに関してはある程度本人のレベルに合わせてクラス分けされるはずですが、数学に関してはやはりオーストラリア自体がレベルが低い感じがします。
これで成績が伸びるかどうかは現時点ではわかりませんが、少しでも自宅で勉強する習慣をつけさせることを目的にやらせていますので、個人的にはOkeyだと思っています。
この先、日本に帰国して日本の中学・高校・大学に通う予定の方や、ある程度日本の学校で勉強してこっちに留学してきた方は、数学に関してはオーストラリアの Online tutor ではなく、日本のオンライン塾をやることをおススメします。
日本とオーストラリアでは数学のレベルが違い過ぎる印象が強いです。
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