2021年7月21日からクイーンズランド州で運用している自動検出カメラによる取り締まりの警告期間(約3ヶ月)が間もなく終了します。この期間は自動検出カメラが運転中の携帯電話使用を検出した場合、警告書が送付されるだけで実際に罰金や点数の減点は科せられませんでした。
2021年11月1日からはいよいよ本格運用となり、自動検出カメラが検出した場合、罰金と減点が否応なしに課せられます。
『ちょっとくらいなら、運転中に携帯さわっても大丈夫だろう』なんて思わないように!カメラの精度はかなり良いです。
クイーンズランド州の運転中の携帯電話使用とシートベルト未着用に対する罰金は高額なので、違反しないように注意しましょう。
運転中の携帯電話使用の自動カメラ検出精度
自動検出カメラはAI(人工知能)がドライバーによるスマホ操作を自動検知して撮影します。その性能はかなり良く、昼夜天候に関わらずスマホを運転中にいじっていると写真を撮られます。
9NEWSの記事では、警告期間の初日に携帯電話を運転中にさわっていた数百名のQLD市民がカメラに撮られたそうです。
スピードカメラはちょっとだけスピード超過しただけで容赦なく写真を撮られます。携帯電話自動検出カメラも多分ちょっとだけ携帯に触れただけで、容赦なく撮るんでしょうね!
運転中に携帯電話を膝の上に置いておくのもダメ!
運転中の携帯電話を持っての通話やテキストメッセージの送信はもちろん禁止ですが、運転中に携帯電話を膝の上に置いておくのも禁止です。膝の上に置いた状態で自動検出カメラの前を通過すると、写真(上記)を撮られますので、注意しましょう。
シートベルトの未着用と不適切な着用もカメラで検出
今回導入された携帯電話自動検出カメラは、携帯電話のみならずシートベルトの着用有無と不適切な着用まで判断をしてしまう優れものです。
この写真の助手席に座っている方はシートベルトを不適切に着用(肩ベルトを肩に掛けずに脇の下を通している)しています。
一見したら見落としそうですが、自動検出カメラはそこを見落とさずきっちりカメラに収めます。
このAIは優秀過ぎて、ある意味恐ろしいですね。
クイーンズランド州での運転中の携帯電話使用とシートベルト未着用の罰金額
クイーンズランド州は他州に比べて、運転中の携帯電話使用に関して特に厳しいです。
NSW州では携帯電話に対する罰金が$352なので、もし違反しても『ちょっと痛い出費だな~』で済みますが、QLD州では痛い出費では済まないです。ワーキングホリデーや学生の方であれば、死活問題になりかねない出費になるので、特に注意しましょう。
携帯電話使用とシートベルト未着用の自動検出カメラは2種類
取り締まりの自動検出カメラは2種類です。
【固定カメラ】
幹線道路などに設置されている固定式の自動検出カメラ。24時間、週7日稼働。固定式カメラによっては、速度違反取締カメラ、信号無視検出カメラと併用している場合あり。
【ポータブルカメラ】
ある場所に固定して取り締まるのではなく、場所を移動できるタイプの自動検出カメラ。
固定カメラは場所さえ覚えてしまえば注意できますが、ポータブルカメラはどこに置かれるのかわからないので、油断禁物です。
運転中は携帯電話をさわらないに越したことはないですね。