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オーストラリアのワーホリは10代で行くと損!|最低賃金が低い

オーストラリアでお仕事
18歳
18歳

オーストラリアは最低賃金が日本と比べて高いから、高校卒業したらすぐにワーホリに行ってガッツリ稼ごう!

JIN
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その考え、ちょっと待った!
20歳以下だと時給は言われているよりも低いぞ!!

最近、メディアやSNSでオーストラリアの最低賃金の高さが頻繁に取り上げられ、出稼ぎで稼げるというのをよく目にします。ですが、それはあくまでも成人の場合です。

オーストラリアでは20歳以下はジュニア扱いとなり、最低賃金は通常言われている時給よりも低くなります

オーストラリアのワーホリビザを申請できるのは、申請時点の年齢が18〜30歳の人。

仮に18歳~19歳でワーホリに来てしまった場合、どのくらいの時給になるのか、今回は多くのワーホリが仕事として選ぶ業種<Hospitality>の内の『レストランとカフェ』『ファーストフード』の2職種について、20歳以下のジュニアの最低賃金について見ていきたいと思います。

カフェ&レストランのジュニア最低賃金(2024年7月1日時点)

ワーホリが仕事先として最も選ぶのが『カフェとレストラン』。
仕事の内容は、キッチンハンド、キャッシャー、ホール(ウェイター)、皿洗い、バリスタなど多岐にわたります。

そんなカフェとレストランの仕事に関する法律は『Restaurant Industry Award』に記載されています。

成人の最低賃金に対するジュニアの最低賃金

JIN
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ジュニアの最低賃金がどのように決められているか、ご存じでしょうか?

ジュニアの最低賃金は、年齢に応じて成人の最低賃金の〇〇%という考えに基づいて決められています。
「カフェとレストラン」の場合は、下表の通りです。

年齢最低賃金に対するジュニアの最低賃金割合(%)
20歳100%
19歳85%
18歳70%
17歳60%
17歳未満50%

20歳であれば、成人(Introductory level)と同額がもらえるが、18歳だと成人の最低賃金よりも30%低くなってしまいます。

カフェとレストランのジュニア最低賃金

実際のジュニアの最低賃金がコチラです。
※2024年7月1日時点

カジュアル月~金土曜日日曜日祝日
20歳以上$29.33$35.19$35.19$58.65
19歳$24.93$29.91$29.91$49.85
18歳$20.53$24.63$24.63$41.05
フルタイム
パートタイム
月~金土曜日日曜日祝日
20歳以上$23.46$29.33$35.19$52.79
19歳$19.94$24.93$29.91$44.87
18歳$16.42$20.53$24.63$36.95

成人であればカジュアルで時給$30近くもらえるのに、18歳だと$20ちょっとしかもらえません。
たった2歳の差で$10近く時給が違ってくるのはかなり悔しいですね。

JIN
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祝日になると、ジュニアと成人の時給差が特に顕著に表れます

ファーストフードのジュニア最低賃金(2024年7月1日時点)

同じ飲食店でもファーストフードはカフェやレストランとは異なる法律に基づいて最低賃金が設定されています。
※マクドナルド、KFC、Subway、ドミノピザ、フィッシュアンドチップス店など

ファーストフードの仕事に関する法律は『Fast Food Industry Award』に記載されています。

成人の最低賃金に対するジュニアの最低賃金

「カフェやレストラン」と同様に、ジュニアの最低賃金は、年齢に応じて成人の最低賃金の〇〇%という考えに基づいて決められています。

年齢最低賃金に対するジュニアの最低賃金割合(%)
21歳以上100%
20歳90%
19歳80%
18歳70%
17歳60%
16歳50%
16歳未満40%

「カフェやレストラン」では20歳で成人と同じ最低賃金だったが、「ファーストフード」では21歳で成人と同じ最低賃金になります。
20歳だと1割(10%)少ない時給になります。

ファーストフードのジュニア最低賃金

ファーストフードの実際のジュニアの最低賃金がコチラです。
※2024年7月1日時点

カジュアル月~金土曜日日曜日祝日
21歳以上$32.06$38.48$38.48$64.13
20歳$28.86$34.64$34.64$57.73
19歳$25.65$30.78$30.78$51.30
18歳$22.45$26.94$26.94$44.90
フルタイム
パートタイム
月~金土曜日日曜日祝日
21歳以上$25.65$32.06$32.06$57.71
20歳$23.09$28.86$28.86$51.95
19歳$20.52$25.65$25.65$46.17
18歳$17.96$22.45$22.45$40.41

「ファーストフード」の最低賃金の年齢による差は「カフェやレストラン」よりもさらに顕著に表れることが読み取れます。

JIN
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カジュアルの祝日の時給差に至っては、成人と18歳では約$20の違いがあります

20歳未満でワーホリに言った場合のメリット

18歳、19歳でオーストラリアへワーホリに言った場合、時給面ではもったいない感じになりますが、実はメリットが一つだけあります。

それは『仕事が見つかりやすい』ということです!

仕事をする側からしたら低い時給は残念でしかないが、雇用する側からしたら人件費を抑えられるのでかなりありがたいです。

このため、会社によってはジュニアを積極的に雇用しているところもあるので、成人のワーホリよりは仕事が見つかりやすくなります。

JIN
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オーストラリアでは仕事探しがかなり大変です。応募しまくっても1~2ヶ月仕事が見つからない方もいます。

仕事が見つかりやすというのはかなりのメリットですね!

20歳以下でもワーホリで高時給を取得する方法

18~19歳でワーホリに来てしまった人で、成人よりも低い時給で働きたくない人はABN(Australia Business Number)での仕事をしましょう。

ABNでの仕事は個人事業主として仕事を請負う形になるので、そもそも最低賃金の概念がありません
このため、年齢が低いからといって成人よりも低い時給になることもないです。

ABN登録方法は下記を参照
⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩

JIN
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ABNで出来る仕事は複数ありますが、ここでは人気の仕事2つをご紹介したいと思います。

UberEats デリバリー

多くのワーホリが実際に本業、または一時的な仕事としてやっているのがUberEats デリバリーです。

自転車やバイク、車などの移動手段とABNさえあれば、だれでも気軽に始められます。
時間に縛られることもないので、午前中に語学学校に行き、夕方UberEatsデリバリーをされている人も多いです。がんばれば、時給換算で$30~35くらいになるのも魅力的!

\電話番号とメールアドレスで簡単登録/

ハウスクリーナー

ハウスクリーナーの仕事もABNで募集していることが多い仕事です。
ただし、この業界はそもそもの時給が低い場合があるので要注意!

ABNには最低賃金の概念がないので、オーストラリアの最低賃金以下の時給を会社が提示しても違法にはなりません。最低賃金以下の時給でも働く人がいるので、なかなか給与条件が改善しない現状があります。

ワーホリは計画的に!

テレビやネットニュースではオーストラリアが高時給で出稼ぎに行く若者が増加していると頻繁に報道されている。SNSでも一部の人が、「こんなに稼げました!」と自慢をしていたりする。

それを見聞きして、「自分も人稼ぎするぞ!」とワーホリに行く人が増えている気がします。

その一方で、20歳以下は時給が成人よりも低く設定されていることを報道したり、SNSで発信されているのを見たことがないです。その結果、その事実を知らずにワーホリに来てしまっている10代もいるのではないかと思っています。

オーストラリアへのワーホリは一生に1回しかできません(延長は特定条件をクリアすれば可能)。
せっかく最低賃金の高い国に働きに行くのであれば、その恩恵を受けないのはもったいないです。

ワーホリに行くなら、最低賃金の件に限らず事前に情報をしっかり収集して、自分が損しないようしっかりと計画を立てましょう。

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