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オーストラリアのリターンビザ申請方法を画像で解説

オーストラリア生活

オーストラリアで永住権(Permanent resident)を取得すると、永住権保有者はオーストラリアに無期限に住み続けられます。

永住権者がオーストラリアから出国してオーストラリアに再入国する場合は、永住権とは別に「Return resident visa – Subclass 155, 157(永住者再入国ビザ)」が必要になります。このビザはオーストラリア国内にいる場合は特に必要はないが、オーストラリアから出国して、再度オーストラリアに入国する際に保有していないと入国ができません。

再入国ビザの有効期限は5年間であり、永住権の取得時には自動でついてくるが、5年経過してしまうと失効してしまいます。

このため、再入国ビザが失効してからオーストラリア国外に出る場合は、再入国ビザを更新する必要があります。

なお、再入国ビザの申請要件は永住権を保有しており、かつ申請から遡って過去5年間の内、計2年以上オーストラリアに滞在していることです。

JIN
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この記事では、永住者再入国ビザ(リターンビザ)の申請方法を解説しています。

是非参考にしてもらえばと思います。

自分のビザの状況を確認する方法

以下の手順で自分のビザの詳細と状況をまずは確認しましょう。

  1. オーストラリア政府HPの『Check visa details and conditions(VEVO)』にアクセス
  2. 【Visa holders】の項目の『check your visa details and conditions』をクリック
  3. 「Document type」を選択
    ここではパスポートを選択するのが良いかと思います。
  1. 続いて以下の情報を入力していきます。
    – Reference type:わかるものを選択(自分はTRNを選択)
    – Date of birth:生年月日
    – Document number:パスポート番号
    – Country of document:パスポート発行国
  1. 「I have read and agree to the terms and conditions」のボックスをチェック
  2. 「Submit」をクリック

そうすると以下のように情報が表示されます。

ビザタイプが「Permanent resident(永住権)」になっており、「Multiple entries to and from Australia during the validity of your visa(ビザの有効期間中にオーストラリアに複数回入国することが可能)」と記載されていることがわかります。

また、今回は「06 April 2023」に申請しているので、その5年後の「06 April 2028」が有効期限であることがわかります。

リターンビザの取得

それでは、ここから実際にリターンビザの申請方法について解説していきたいと思います。

ビザ申請は『Resident Return visa』から行っていきます。

リターンビザの申請費用

リターンビザの申請費用はオンラインで$420、郵送で$490になります。

費用は毎年少しずつあがっていますので、最新の料金はサイトから確認しましょう。

ビザがおりるまでの日数

Subclass 155

  • 25% of applications: Less than 1 day
  • 50% of applications: Less than 1 day
  • 75% of applications: 5 Days
  • 90% of applications: 13 Days

Subclass 157

  • 25% of applications: Processing times are not available
  • 50% of applications: Processing times are not available
  • 75% of applications: Processing times are not available
  • 90% of applications: Processing times are not available

サイト上には上記の通り、申請から取得にかかる日数が記載されています。

ただし正直なところ、これをどのように読み取ってよいのか全く分かりますん。

永住権者のほとんどは「Subclass 155」に該当しているかと思うので上の段を見ていくと、申請の25%と50%が1日以内に取得が完了し、申請の90%が13日かかると読み取れます。

これを読むとほとんどの場合、13日かかると思ってしまいがちだが、そもそも申請のパーセンテージの合計が100%になっていない時点でこのデータの意味が分かりません。

JIN
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僕の場合は、申請したと同時に承認されていました。

よほどのことがない限り、承認はすぐにされると思いますが、念のため余裕をみて申請しましょう!

まずは【ImmiAccount】でアカウントを作成

Resident Return visa』のページ右下にある【Apply】をクリック。

初めての場合は一番下にある【Create ImmiAccount】のボタンをクリック。
すでにアカウントを持っている場合は、「Username」と「Password」を入力してログインしましょう。

「Family name(姓)」「Given names(名前)」「Phone(電話番号)」「Email address(Eメール)」を入力し、【Continue】をクリック。

「Username」を決めます。一度、決めたユーザーネームは変更できないので注意しましょう。ほとんどの方は、メールアドレスをユーザーネームに用いるのではないかと思います。

続いて「パスワード」と「パスワードを忘れた際の秘密の質問」を設定します。

最後に「Terms and conditions(利用規約)」と「Security check(ロボットではありません)」にチェックを入れて【Submit】ボタンをクリック。

すると登録メールアドレスに認証メールが届きます。

認証メールのURLをクリックすると、登録が完了です。

リターンビザの申請(更新)方法

ここからがいよいよリターンビザの申請方法の解説になります。

先ほどのログイン画面からユーザー名(メールアドレス)とパスワードを入力してログインします。
すると『Information』のページに飛ぶので、一番下にある【Continue】ボタンをクリックします。

「Terms and Conditions(規約と条約)」のページでは、チェックボックスにチェックを入れて次に進みます。

  • Current location:現在地を入力
  • Group processing:家族の分も申請する場合は「Yes」、自分のみの場合は「No」を選択
  • Type of document:パスポートを選択しましょう
  • Family name:姓
  • Given names:名前
  • Sex:性別
  • Date of birth:生年月日
  • Australia visa grant number:ビザ発給通知番号を持っているので「Yes」
    (ビザ発給通知番号がわからない場合は、「Yes」を選択し、記入欄は空白で申請)
  • National identity card:国民識別番号(自分は持っていないので「No」)
  • Place of birth:出生地を記入
  • Other names/spellings:別名がなければ「No」
  • Other passports or documents for travel:二重国籍でなければ「No」
  • Other identity documents:他の身分証明書があれば「Yes」、なければ「No」

入力データに誤りがないかを確認します。
間違いがなければ「Yes」を選択して、【Next】。

「住所」、「連絡先」、「Emailアドレス」を記入していきます。

<Authorised recipient>
 ・自身で申請している場合は「No」を選択
 ・申請代行エージェントや弁護士、その他の人の場合は「Yes」を選択

<Electronic communication>
メールアドレスを入力します。

<Resident requirement details(居住者の要件)」>
過去5年間に合計2年以上、永住権保持者またはオーストラリア市民としてオーストラリアに滞在したことがあるか?

<Character declarations>
申請者がいずれかに「Yes」と答えた場合、関連するすべての情報を提供する必要があります。
前科に関する事項の場合は、以下の情報を提示すること:

  • 犯罪の日時の内容
  • 罪状の詳細
  • 禁錮刑の詳細
  • 申請者は現在法的措置が取られる犯罪に問われたことがありますか?
  • 申請者はこれまでにどこかの国で犯罪による有罪判決を受けたことがありますか(公式記録から抹消された有罪判決を含む)?
  • 申請者は法廷や裁判所、その他類似の当局から、DV(ドメスティック・バイオレンス)の加害者やそれに類似する事項の対象となったことがありますか?
  • 申請者は逮捕状や国際刑事警察機構の通達を受けたことがありますか?
  • 申請者はこれまでに児童を対象とした性犯罪で有罪判決を受けたことがありますか(有罪判決が記録されていない場合を含む)?
  • 申請者はこれまでに性犯罪者登録に名を連ねたことがありますか?
  • 申請者はこれまでに心神喪失や心神耗弱を理由に無罪となったことがありますか?
  • 申請者は裁判所から口頭弁論に適さないと判断されたことがありますか?
  • 申請者はオーストラリアまたは他の国の国家安全保障に危険を及ぼすような活動に直接または間接的に関与したことがありますか?
  • 申請者はジェノサイド、戦争犯罪、人道に関する罪、拷問、奴隷、またはその他の重大な国際的懸念がある犯罪の容疑で起訴されたことがありますか?
  • 申請者は過去に犯罪行為に関与、または関与している人物・団体・組織と関係を持ったことがありますか?
  • 申請者は海外またはオーストラリアで、暴力に関わる組織や暴力行為(戦争、自由闘争、テロ、抗議活動を含む)に関与したことがありますか?
  • 申請者は軍隊、警察、傭兵や情報機関(秘密警察を含む)に勤務したことがありますか?
  • 申請者はこれまでに軍事/準軍事訓練を受けたり、武器/爆発物や化学/生物学的製品の製造に関する訓練を受けたことがありますか?
  • 申請者はこれまでに密航や人身売買の犯罪に関与したことがありますか?
  • 申請者はこれまでにどこかの国(オーストラリアを含む)から強制送還されたり、強制退去処分を受けたことがありますか?
  • 申請者はこれまでにどこかの国(オーストラリアを含む)で不法滞在したことがありますか?
  • 申請者はオーストラリア政府またはオーストラリアの公的機関に対し、未払い金(滞納)があったことがありますか?

虚偽の申請をすると後から罰せらたり、ビザの取り消しになる可能性があるので、ここの項目は正直に書きましょう。

<Declarations(宣言)>
申請者は以下の事を宣言する

  • この申請で提供される情報を読み、理解した。
  • 本書および添付書類に記載されたすべての詳細について、完全かつ正確な情報を提供した。
  • この申請書に不正な書類、虚偽または誤解を招くような情報が提供された場合、または申請者の身元を確認できなかった場合、申請は却下され、申請者およびその家族は一定期間ビザを取得できなくなる可能性があることを理解している。
  • ビザ発給後に書類の不正や情報の誤りが判明した場合、ビザが後から取り消される可能性があることを理解している。
  • 本申請が承認された場合、本申請に含まれない者はオーストラリアへの入国権を持たないことを理解している。
  • 本申請の審査期間中に状況の変化(住所変更を含む)、または本申請で提供した情報に関する変更があった場合は直ちに書面で通知する。
  • 個人情報保護方針に記載されている内容を確認した。
  • 部門は申請者の個人情報を収集、使用、開示することがあることを理解している。

基本的には全て「Yes」を選択するようにしましょう。

【Submit Now】ボタンを押して申請しましょう。

支払は「クレジットカード」、「PayPal」、「UnionPay」、「BPAY」が利用できます。

JIN
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クレジットカードで支払ったところ、サーチャージを取られました。

リターンビザ更新をし忘れてオーストラリア国外に行ってしまった場合

リターンビザ(再入国ビザ)の更新を忘れてオーストラリア国外に出てしまっても基本問題はありません。そもそもこのビザはオーストラリアに再入国する際に必要なビザなので、オーストラリアに戻る前にオーストラリア国外から申請すれば、なんの問題もないのです。

さて、問題はリターンビザの更新を忘れて、オーストラリアに戻ろうとした場合です。

まずは、空港のチェックインカウンターで「ビザがないから入国できません」と言われます。
なので、基本的には飛行機に乗ることができません。
ただし、自己責任で飛行機に乗ると言い張れば乗らせてくれる場合があります。
この場合、入国のビザがないことによる強制送還になっても航空会社は当然責任をとりません。

そして、いざオーストラリアに到着すると、入管で入国を拒否される場合もあれば、更新しといてねと言われて入国が認められる場合もあるようです。

この辺はオーストラリアらしく、かなり適当(入管職員次第?)なようですね。

最後に

この記事ではリターンビザ(再入国ビザ)の申請方法を紹介しました。

リターンビザは期限が切れても通知があるわけではないので、うっかり更新を忘れがちです。

オーストラリア国外に行くことがあり最後の更新から数年たっている場合は、かならずリターンビザの有効期限を確認するようにしましょう。

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