オーストラリアのゴールドコーストでは犬を飼っている人が非常に多いです。
我が家でもキャバプーを飼っており、毎日家の前のビーチや近くの公園で散歩をさせています。
散歩をしていると、公園では『子供の遊び場に犬を入れるな』とか、ビーチでは『旗のある海水浴エリア200m以内進入禁止』といった警告表示をよく見かけます。
このルールを守らなかった場合は、ペナルティがあると記載されています。
『ペナルティってなんや?罰金?$50位取られるのか??』
肝心のペナルティの内容が一切書いてありません。
これは気になる。
ということで、今回ゴールドコースト市が制定している犬に関する条例を調べてみましたので、まとめてみました。なお、すべてを網羅しきれていないのであしからず。
※罰金額は2020年7月に設定されたものです。罰金額は毎年6月に上がる可能性があります。
※ここで記載している罰金額はあくまでもゴールドコーストでの額です。
犬の登録
飼い犬は12週齢から、またはゴールドコースト市内到着14日後に登録する必要があります。
この要件に違反した場合の罰金額は$266
登録の費用は$40~$110ほどです。去勢(Desexed)しているかどうかで価格が変わります。
ゴールドコーストでの犬の登録は下記サイトからできます。
犬の登録情報の更新
毎年8月31日までに犬の登録更新を行う必要があります。
この要件に違反した場合の罰金額は$266
鑑札の装着
家から出る際には、交付された鑑札の装着が必要です。
この要件に違反した場合の罰金額は$266
マイクロチップの装着
飼い犬は12週齢から、またはゴールドコースト市内到着14日後にマイクロチップの装着が必要です。
この要件に違反した場合の罰金額は$266
マイクロチップは獣医さんのところで装着可能であり、かかる費用は約$45程度です。ブリーダーさんから犬を購入した場合は、すでにチップが装着されているはずです。
犬が脱走しないための防止策
自宅(屋外)で犬を飼う場合は、犬が脱走しないようにゲート(柵、フェンス等)を設置すること。
この要件に違反した場合の罰金額は$133
飼育可能な犬猫の数
いかなる大きさの家であっても、許可なしに犬(猫も含む)を3匹以上飼ってはいけない(2匹までの飼育は申請不要)。
この要件に違反した場合の罰金額は$665
これ知らない人、以外と多いと思います。この条例は、近隣迷惑防止と多頭崩壊防止の観点から制定されています。
なお、犬・猫のみならず鳥に関しても飼育可能数が規定されています。
犬の無駄吠え防止
近所迷惑とならないように、犬の無駄吠え防止に努めること。
この要件に違反した場合の罰金額は$665
騒音という他者への迷惑行為ということで、罰金額が一気に跳ね上がります。
公共の場所での散歩
散歩時はリーシュに繋げること(オフリーシュが可能な場所は除く)。
この要件に違反した場合の罰金額は$133
この看板はよく見かけますね。
Penalties apply(罰金適用)と書いてあるが、その罰金額がこれほど高いとは…
散歩時は犬用エチケット袋(うんち袋)を携帯すること。
この要件に違反した場合の罰金額は$66.5
散歩時の排泄物は、犬用エチケット袋で回収し、処理すること。
この要件に違反した場合の罰金額は$66.5
犬用エチケット袋は公園やドッグラン、ビーチ等に無料のものが設置されていますので、わざわざ買う必要はないです。
まとめ
オーストラリアはとても住みやすい国です。そして犬も飼いやすい国だと思います。ドッグランはあちこちにあるし、公園やビーチ沿いには犬用の水飲み場が必ずあります。犬好きにはたまらない国ですね。
その一方で、オーストラリアでは法律・条令でいろいろなことが細かく決められており、法に抵触することをやらかすとすぐに罰金の対象になります。そしてその罰金額が日本と違ってとにかく高額です。
ペットの犬・猫に関係するルールも例外なくこれに当てはまります。ただ問題なのは、ペットに関する条例があまり知れ渡っていないことです。僕もゴールドコースト市HPを見るまで、こんな条令があるなんて知りませんでした。きっとペナルティを受けて初めてそんな条例があったんだと知る人がほとんどじゃないかと思います。
愛犬と楽しくオーストラリアライフを満喫するためにも、一度はお住いの市の条例を確認することをおススメします。
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