今年もレジストレーション(Registration)の支払通知がきました。そこで、今回はクイーンズランド州(Queensland)におけるレジストレーションについてまとめてみました。
ちなみにこのレジストレーション(Registration)をオーストラリア人は略してレゴ(Rego)と言い、オーストラリアに住んでいる日本人はレジ(Regi)ということが多いです。省略の仕方に国民性が出ているなと感じますね。
レジストレーションってそもそも何?
クイーンズランド州におけるレジストレーションは、車の登録更新と自賠責保険の支払の事です。他州ではレジストレーションは日本の車検と同等のものだと言われたりしていますが、それは車両検査がレジストレーションに含まれているからです。
クイーンズランド州では、車の検査はレジストレーションには一切含まれておらず、検査は各自が勝手にやっといてねって方針です。
レジストレーションの通知はいつ来る?
レジストレーション更新の手続きはクイーンズランド州政府より、更新期日の1ヶ月前に車が登録されている住所に郵送で届きます。
なお、転居等で住所が変更となった場合は、速やかに陸運局(Transport)に行くか、クイーンズランド州政府(Queensland Government)のHPより住所変更をしておきましょう。更新の直前に転居した場合も、必ず更新費用の支払をする前に住所変更を先にしましょう。
レジストレーション費用ってどのくらい?
クイーンズランド州ではレジストレーション費用に更新費用、CTP(自賠責保険)費用、交通改善費用の3つが含まれています。更新費用は車の気筒数が大きくなるにつれて高くなり、CTPと交通改善費は気筒数に関係なく一定額です。
一般的な車(4気筒)の場合、レジストレーション費用は6ヶ月で$381、12ヶ月で$744.45です。
12ヶ月で支払った場合の内訳は
- レジ費用 $334.50
- 交通改善費 $58.35
- CTP(自賠責保険) $351.60
レジストレーション更新期限を過ぎるとどうなるの?
レジストレーションの更新は必ず期日(Due data)までに定められた金額を支払い、登録を更新する必要があります。期日を過ぎると車は未登録状態となり、レジを支払うまで車を公道で運転することが違法になります。また、期日より30日過ぎると、車は自賠責保険未加入状態になります。
では、うっかりして更新手続きが期日を過ぎてしまい、その状態で車を運転した場合どうなるかというと、当然罰金の対象になります。
罰金額は車の気筒数により$292~$390課せられます。
また保険未加入状態(期日より30日過ぎた場合)での公道運転は$487課せられます。
更新期限1ヵ月過ぎた状態で公道を運転すると、未登録状態に対する罰金と未保険加入状態に対する罰金両方が課せられるので、特に注意が必要ですね。
レジストレーションを更新していないことってバレるの?
レジストレーションを更新していない状態で公道を運転すると、速攻でバレて罰金を請求されます。バレるルートはスピードカメラとパトカーの二通りです。
【スピードカメラ】
主要道路に設置されている一部のスピードカメラには、車のナンバープレートからレジ未払いを識別できる機能があります。そのため、カメラで撮られた場合は後から罰金の請求が必ずきます。
【パトカー】
最近の警察車両にはナンバープレート読み取りカメラが付いています。そしてなんとそのカメラはレジ未払いの識別を毎秒6台できるみたいです。このため、未払い状態で車を運転した場合、警察車両とすれ違った瞬間に止められると思った方がいいですね。実際に未払いで運転した知り合いは、二日連続で警察車両に止められ、罰金を二日とも請求されたみたいです。
まとめ
オーストラリアでレジストレーション更新通知が来たら、忘れない内に更新しちゃいましょう。クイーンズランド州での更新手続きは、オンライン上でクレジットカード支払か、B-PAYでの支払いをすれば良いだけなのでとても簡単です。
うっかり支払を忘れると、確実に罰金を支払うことになりますので注意ですね。
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