たまに道路上に固定されている2本のケーブル。
歩行者はその存在すら知らないかもしれないが、車を運転している人であればこのケーブルがなんなのか気になったりしていませんか?
定期的に道路上に現れては、1週間くらい経過するとなくなってしまうケーブル。
なにが目的で設置されているのか毎回気にはなるものの、自分で調べようとまではならず、未だ正体不明のまま10年が経過しようとしています。
見るたびにモヤモヤとした気持ちになるので、ついに調べてみることにしました。
この記事では、道路上に設置されているのこ2本ラインの正体について解説していきます!
2本のケーブルの正体を知ってしまうと、大したものではなかったですね
2本のケーブルの正体
2本のケーブルは「Road Tubes Traffic Counter」というものでした。
要は交通量を調査するためのケーブルです。
日本人からすると交通量調査と言えば、アルバイトが道路脇で椅子に座ってカウンター計をカチカチと手動で計測しているイメージが強いですよね。
最近は人力からカメラでの調査に移行して、あまり見かけなくなったような気もしますが・・・
人件費の高いオーストラリアはこの交通量調査は人にやらせているのではなく、機械で計測しています。
そしてこの2本のケーブルがまさに交通量を計測するためのものになります。
ロードチューブでの交通量計測方法
さて、このロードチューブの正体がわかったところで、次にこれがどのように計測しているのかが気になります。これも調べてみました。
予想ではチューブ内にセンサーがあり、車が上を通った時に電気信号が送られていると思っていましたが、実際は・・・
構造はとても単純でした。
チューブ内は空洞になっています。
車がこのチューブ上を通過すると、チューブが押しつぶされ、そのときに空気圧が発生します。
これを道路脇に設置されているカウンターが計測します。
実はロードカウンタ―にはシングルチューブ(1本のケーブル)とダブルチューブ(2本の平行ケーブル)があります。
シングルチューブはより安価で設置が簡単ではあるが、通過車両の数しか測定できません。
一方、ダブルチューブだと通過車両の数に加え、車両の種類(乗用車、バス、トラックなど)、通過速度も計測できるようです。
ダブルの方がより多くの情報が得られるわけですね。
ちなみにゴールドコーストの主要道路では、ダブルチューブしか見たことがないですね。
長い間、疑問だった道路上に設置されている2本のチューブ。
その正体が気になりつつも、まったく調べる気にもならなかったのですが、今回重い腰をあげて調査してみました。
おしまい
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